英語音声・英語字幕で、海外ドラマ「フォーエバー ~人生の意味~」を視聴しています。
今回は、シーズン1・エピソード7です。
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今回も、簡単なあらすじや気になった英語表現などを書いていきます。
フォーエバー ~人生の意味~ エピソード1から6までの流れ
平凡な夫婦・ジューンとオスカー。
不幸なことに二人は不慮の事故で亡くなってしまいますが、死後の世界で再会し一緒に暮らし始めます。
生前同様、そこでも代り映えのない毎日を送っていました。
ある日、隣にケースという女性が引っ越してきたことでジューンの心に変化が訪れます。
ジューンはオスカーから離れて、ケースと一緒に遠く離れた「オーシャンサイド」へ旅立つことに決めました。
シーズン1エピソード7「オーシャンサイド」のあらすじ
※ネタバレの恐れがありますのでご注意ください
エピソード7は、オスカーがジューンからの置手紙を読んでいるシーンから始まります。
そこへ友人のマークが訪ねてきました。オスカーはジューンが家を出ていったことをマークに伝えます。
マークはジューンのことを悪く言いましたが、オスカーは「彼女は考える時間が欲しいだけ」とジューンをかばうのでした。
気になった英語表現① moving forward
その後オスカーとマークは、いつもの広場に行きます。
そこでオスカーは住人の女性から励ましの言葉をかけられます。マークが彼女に、ジューンが家を出たことを話していたのでした。
口が軽いマークに対して、オスカーが言ったセリフです。
Okay, moving forward, I’d like to keep it private, do you understand that?
単語の意味を確認します。
move forward: 前進する、前に進む
keep: ~し続ける、(ある状態の)ままでいる
privete: 個人的な、私的な、プライベートな
understand: 理解する、わかる
moving forward, は、話を次の段階に進める時などに使われるフレーズです。
マークにジューンのことを初めて話した時、オスカーは「これはプライベートなこと」とやんわり言いましたが、マークにうまく伝わっていなかったようです。
その流れで「(言い方を)次に進める」→「はっきり言うけど」という表現になったのではないでしょうか。
Okay, moving forward, I’d like to keep it private, do you understand that?
(いいか、はっきり言うけど、この話はプライベートにしておきたい。わかる?)
気になった英語表現② be onto something
一方、オーシャンサイドへと旅立ったジューンとケースは、海辺に大きな宮殿のような建物を見つけます。
中では、たくさんのカレント(すでに亡くなっている人)がお酒を飲みながらダンスを楽しんでいました。
代表者と思われるマリソルとグレゴリーに、「ここでは、過去のことをすべて忘れて自由に生きて」と伝えられます。
二人はそこで仲間たちと過ごすことに決めましたが、ケースはこの場所や人々の雰囲気に今一つなじめずにいました。
「彼らはちょっと変わっていると思わない?」という質問に対してのジューンのセリフです。
Yeah. But I do think they might be onto something.
be onto something: いいところに気付く、心当たりがある、思い当たることがある
might: ~かもしれない、~の可能性がある
be onto something は、「何かに気がつく」ことを表現します。
問題解決の手掛かりになるようなことを察したり、新しい視点で気づきを得たりした場合に使われます。
前置詞 ontoは、「~の上に」「に通じて」の意味の他に、「(よい結果など)に気づいて」「近づいて」などの意味も表現します。
動詞 thinkの前に doがありますが、これは「強調のdo」です。
「do(does・did)+ 動詞の原形」で動詞の意味を強める働きがあります。
「本当に~だ」「確かに~だ」と訳されます。
Yeah. But I do think they might be onto something.
(そうね。でも、彼らは何かを悟ったんだわ。)
気になった英語表現③ make a scene
しばらくジューンの帰りを待っていたオスカーでしたが、ついにジューンを探しに旅に出ることにしました。
何日も歩き回った末に、海辺の宮殿を見つけます。
中に入ってみると、そこにはお酒を飲んで楽しく過ごすジューンがいました。
その様子に激怒したオスカーは、ジューンを激しく罵ります。
そんなオスカーに、ジューンはこう言います。
Stop it. You’re making a scene. Please.
make a scene: 騒動を起こす、声を立てて騒ぐ、醜態をさらす
make a scene は、「騒動を起こす」「醜態をさらす」という意味を表す慣用句です。
You’re making a scene. で「あなたは醜聞をさらしている」→「 (みんなの前で)みっともないことをしないで」という意味に繋がるようです。
Stop it. You’re making a scene. Please.
(やめて。みんなの前よ。お願い。)
気持ちのすべてをぶちまけたオスカー。旅の疲れからか、その場に倒れてしまいます。
その様子を心配そうにジューンが見つめる場面で、エピソード7は終わります。
次回エピソード8が、フォーエバー ~人生の意味~の最終回になります。どんな展開になるのでしょうか。