英語の形容詞はどう使う?使い方や用法、種類を解説

英語の形容詞はどう使う?使い方や用法、種類を解説 やりなおし英文法

形容詞は「物事の状態を表す品詞」と、ぼんやりとわかっていても、詳しい使い方や用法を説明するのは少し難しいのではないでしょうか。

とても身近な品詞だけど、詳しくは知らないかも・・・

この記事では、形容詞の使い方や用法、種類をくわしく解説していきます。

英語の形容詞とは

英語の形容詞とは、人・物事の性質や状態を説明する言葉のことをいいます。

例:beautiful(美しい)、young(若い)、black(黒い)、busy(忙しい)、many(多くの) など

下の例文では、happy(幸せな)が形容詞になります。I(私)が「幸せな状態」であることを説明しています。

I am happy.(私は幸せです。)

英語の形容詞の種類

形容詞には、大きく分けて「性質や状態を表す形容詞」と「数や量を表す形容詞」の2種類があります。

①性質や状態を表す形容詞

例:small(小さい)、large(大きい)、new(新しい)、old(古い)、happy(幸せな)、kind(親切な)、honest(誠実な)、red(赤い)、warm(暖かい)、cold(冷たい)、quiet(静かな) など

以下の例文では、形容詞white(白い)がrabbit(うさぎ)の状態を説明しています。

I have a white rabbit.(私は白いうさぎを飼っています。)

②数や量を表す形容詞

まずは、数を表す形容詞から見ていきましょう。

数を表す形容詞:many(たくさんの)、a lot of(たくさんの)※、lots of (たくさんの)※、a few(少しの)、few(ほとんどない)

以下の例文では、形容詞many(多くの)が名詞people(人々)を修飾して、人々の数がどれくらいなのかを表しています。

Many people catch a cold in winter.(多くの人々が冬に風邪をひきます。)

次に、量を表す形容詞を確認しましょう。

量を表す形容詞:much(たくさんの)、a lot of(たくさんの)※、lots of (たくさんの)※、a little(少しの)、little(ほとんどない)

※の「a lot of」「lots of」は、数・量どちらの場合でも使える形容詞です。

以下の例文では、形容詞much(たくさんの)が、名詞money(お金)を修飾して、お金の量がどのくらいなのかを示しています。

He didn’t have much money.(彼はあまりお金を持っていませんでした。)

many・muchは、否定文で用いられると「あまり~ではない」という意味になります。

また、はっきりしない数量を示す際には、some・anyを使います。

不定の数量を表す形容詞:some(いくつかの、いくらかの)、any(いくつかの、いくらかの)

以下の例文では、形容詞some(いくつかの)が、名詞water(水)を修飾して、水の量がはっきりしない、水の量に指定がないことを表しています。

Can I have some water?(お水をもらえますか?)

someは肯定文、anyは否定文・疑問文で使われますので、少し注意が必要です。

英語の形容詞の使い方

英語の形容詞の使い方にも、「限定用法」と「叙述用法」の2種類があります。1つずつ見ていきましょう。

英語の形容詞の使い方 ①限定用法

形容詞の限定用法では、名詞の様子や状態を説明します。修飾する名詞の前、または後ろに置いて使います。

例:small house(小さい家)、beautiful girl(美しい女の子)、blue car(青い車)、big tree(大きな木)、cold drink(冷たい飲み物)、pretty cat(かわいい猫) など

限定用法の例文です。名詞Doraemon(ドラえもん)がどんなcharacter(キャラクター)であるかを、形容詞famous(有名な)が説明しています。

Doraemon is a famous character.(ドラえもんは有名なキャラクターです。)

下の例文では、ここにどれくらいのhouses(家)があったのかを、形容詞a lot of(たくさんの)が説明しています。

There were a lot of houses here.(ここにはたくさんの家がありました。)

また、不定代名詞のsomething(なにか)を修飾する場合は、形容詞は後ろに置かれます。

I saw something red in the sky.(空に、なにか赤いものを見ました。)

疑問文・否定文ではsomethingは使わず、anything+形容詞を使用します。

英語の形容詞の使い方 ②叙述用法

形容詞の叙述用法では、形容詞が主語の様子や状態を説明します。「○○は~だ。」と訳されます。

叙述用法の例文をいくつか見ていきましょう。

下の文では、形容詞black(黒い)が主語であるMy dog(私の犬)の状態を示しています。

My dog is black.(私の犬は黒色です。)

こちらの文では、形容詞angry(怒って)が主語であるI(私)の状態を表しています。

I am angry.(私は怒っています。)

まとめ:形容詞の種類と使い方

最後に、英語の形容詞の種類と使い方を表にまとめます。

【形容詞の種類】

性質や状態を表す形容詞例:small(小さい)、big(大きい)、cold(寒い)、busy(忙しい)など
数や量を表す形容詞例:many(たくさんの)、much(たくさんの)、a few(少しの)、a little(少しの) など

【形容詞の使い方】

限定用法 名詞の様子や状態を説明 例:hot summer(暑い夏)、white snow(白い雪)
叙述用法 主語の様子や状態を説明例:He is handsome.(彼はハンサムです。)

身近な品詞である「形容詞」について解説しました。形容詞の種類や使い方は、思ったよりシンプルで覚えやすいのではないかと思います。何かの状態を説明する時は、必ず形容詞を使うので、しっかり使い方を覚えましょう。

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