NATOのウクライナへの部隊派遣について英文記事を読んでみた【えいご工房】

NATOのウクライナへの部隊派遣について英文記事を読んでみた【えいご工房】 やりなおしリーディング

久しぶりに、読売新聞「えいご工房」の英文記事を読みました。

ちゃんとまじめに読みましょう・・・

今回は、NATOのウクライナへの部隊派遣について書かれた英文記事を一部読解してみました。

読んでいる英文記事について

私が読んでいるのは、読売新聞の英語学習ページ「えいご工房」の「ニュースの英語PLUS」コーナーに載っている英文記事です。リーディングの練習として、時間がある時に読んでいます。

今回も気になった表現や、単語の意味などを一部書いていきます。

まずは記事のタイトルを読解してみる

まずは、記事のタイトルを見ていきます。

 NATO allies deny eyeing troops for Ukraine as Russia warns France

(NATO同盟国がウクライナへの部隊派遣を否定 ロシアはフランスに警告)

                                             読売新聞えいご工房 2024年3月11日

単語の意味を確認していきます。

NATO allies(名詞):NATO加盟国
deny(動詞):否定する、認めない、信じない
eye(動詞):目を止める、見つめる、注視する
troops(名詞):部隊、軍隊
warn(動詞):警告する、注意するように言う、通告する

文を区切って読んでみましょう。

NATO allies deny eyeing troops for Ukraine / as Russia warns France
(NATO同盟国は、ウクライナへの部隊を注視していることを否定する) / (一方ロシアはフランスに警告する)

→ NATO同盟国がウクライナへの部隊派遣を否定 ロシアはフランスに警告

deny ~ingで、「~(すること)を否定する」という意味になります。

ここで一番気になったのは、動詞eyeです。eyeは「目」や「眼球」「まなざし」といった意味の名詞ですが、動詞としても使用可能です。deny eyeingで「注視していることを否定する→考慮していない」という意味合いになるでしょう。

フランスがウクライナへの部隊派遣の可能性をほのめかしたことについて、NATO同盟国はそのような計画はないと否定。それ対して、ロシア政府が「フランスの行動は、ロシアとNATO間の衝突につながる」と警告したことが、この記事のタイトルになっています。

さらに気になる文を読解してみた

フランスの行動とは、どのようなものだったのでしょうか。

French president Emmanuel Macron said Monday that Western allies should exclude no options in seeking to avert a Russian victory in Ukraine, though he stressed there was no consensus at this stage.

(フランスのマクロン大統領は2月26日、現段階での合意はないと強調しつつも、ウクライナでのロシアの勝利を回避するため、西側の同盟国はどんな選択肢も排除すべきでない、と述べた)

                                             読売新聞えいご工房 2024年3月11日

一文が長いので、二つに分けて見ていきます。

まずは前半部分です。

French president Emmanuel Macron said Monday that Western allies should exclude no options in seeking to avert a Russian victory in Ukraine,

president(名詞):大統領、国家主席、総裁、長官
exclude(動詞):排除する、締め出す、除外する
no(形容詞):少しの~もない、どんな~もない
option(名詞):選択、選択肢、選ぶこと
seek(動詞):探す、探し求める、見つけようとする
avert(動詞):(災害・困った事態などを)防ぐ、回避する、避ける

さらに二つに区切ってみます。

French president Emmanuel Macron said Monday /
(月曜日※、フランスのマクロン大統領が発言した)/ 

that Western allies should exclude no options in seeking to avert a Russian victory in Ukraine,
(西側の同盟国は、ウクライナでのロシアの勝利を避けるために、どんな選択肢も排除すべきでない)

※えいご工房での訳では、月曜日ではなく「2月26日」と訳されています

この「no options」のnoは、「どんな~もない」という意味の形容詞です。文自体は肯定文なのですが、noがあることで、否定の意味を持ちます。

「探す」という意味のseekは、seek to ~で、「~をしようとする」「~しようと努力する」という意味になります。

次は後半部分です。

though he stressed there was no consensus at this stage.

though(副詞):~だけれども、~ではあるが
stress(動詞):(~を)強調する、強く主張する、重視する
consensus(名詞):(意見などの)一致、総意、民意
stage(名詞):段階、時期、局面

though he stressed /(that)there was no consensus at this stage.
(マクロン大統領は強調したけれども)/(この段階では総意ではないことを)

動詞stressの後ろにthatが省略されてるため、補いました。stress that ~で「~であることを強調する」と訳すことができます。

ここでも「no」が登場していますが、there is no ~ は、よく登場する表現で「~がない」「~は存在しない」という意味になります。

最後に、前半・後半部分をあわせて読んでみましょう。

French president Emmanuel Macron said Monday /that Western allies should exclude no options in seeking to avert a Russian victory in Ukraine, /though he stressed /(that)there was no consensus at this stage.

(フランスのマクロン大統領は2月26日、現段階での合意はないと強調しつつも、ウクライナでのロシアの勝利を回避するため、西側の同盟国はどんな選択肢も排除すべきでない、と述べた)

読売新聞・えいご工房に掲載された、NATOのウクライナへの部隊派遣について書かれた英文記事を一部読解してみました。

難しい単語や文もありますが、リーディング力アップを目指して続けていきます。

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