ハワイの山火事についての英文記事を読んでみた【えいご工房】

ハワイの山火事についての英文記事を読んでみた【えいご工房】 やりなおしリーディング

英語のリーディング力をつけるべく、英文記事を読んでいます。

読んでいるのは、読売新聞の英語学習ページ「えいご工房」の英文記事です。

今回は、ハワイ・マウイ島で起きた山火事についての英文記事を一部読解してみました。

ハワイの山火事についての英文記事を読んでみた

えいご工房「ニュースの英語PLUS」コーナーに載っていた、ハワイ・マウイ島で起きた山火事についての英文記事を読みました。

気になった表現や、単語の意味などを一部書いていきます。

まずは記事のタイトルを読解してみる

記事のタイトルです。

 Emergency services chief on Maui resigns after criticism over sirens

(マウイ郡緊急事態管理局のトップ、サイレンを巡る批判を受け辞任)

                                          読売新聞えいご工房 2023年8月28日

単語の意味の確認をしていきましょう。

Emergency services (名詞): 緊急サービス(事故や火事、病気、犯罪などの緊急の問題に対処する組織)
chief(名詞):(組織の)長、局長
resign(動詞): 辞める、辞任する、辞職する
criticism(名詞): 批判、批評、非難
siren(名詞): サイレン、号笛

わかりやすいように文を区切っていきます。

Emergency services chief on Maui /resigns /after criticism over sirens
(マウイ郡緊急事態管理局のトップ)/(辞任した)/(サイレンを巡る批判を受けて)

→ マウイ郡緊急事態管理局のトップ、サイレンを巡る批判を受け辞任

緊急事態管理局の局長が山火事の際に警報システム(サイレン)を使用しなかったことに住民から批判があり、それを受けて辞任したというタイトルです。

さらに気になる文を読解してみた

なぜ、局長はサイレンを鳴らさなかったのでしょうか。

Andaya had said he feared blaring the sirens during the blaze could have caused people to go “mauka”,using a navigational term that can mean toward the mountains or inland in Hawaiian.

(アンダヤ氏は、火災の最中にサイレンを鳴らすことで、ハワイ語の航行用語で「山側」や「内陸側」を意味する「マウカ」に行ってしまうことを恐れたという。)

                                          読売新聞えいご工房 2023年8月28日

文が少し長いので、半分に分けて読んでいきます。

まずは前半部分です。

Andaya had said he feared blaring the sirens during the blaze could have caused people to go “mauka”,

Andaya: アンダヤ(辞任した局長の名前)
fear (that)~(動詞): ~になるのを恐れる、~ではないかと思う
blare(動詞):(らっぱなどが)鳴り響く
during(前置詞): ~の間ずっと、~の間中
blaze(名詞): 火災、火事
cause ~ to: ~に・・・させる

Andaya had said (that)he feared (that) blaring the sirens during the blaze/ could have caused people to go “mauka”,

(アンダヤ氏は、火災の最中にサイレンを鳴らすことで、人々が「マウカ」に行ってしまうことを恐れたという。)

saidとfearedの後ろにthatが省略されていると考えられるので、補いました。

say that ~で「~と言う、話す」、fear that ~で「~になるのを恐れる、~ではないかと思う」という意味を表します。

少しややこしいですが、 blaring the sirens during the blaze(火災の最中にサイレンを鳴らすこと)が、could have caused people to go “mauka”(人々を「マウカ」に行かせる)のではないかと feared(恐れた)と、Andaya had said(アンダヤ氏は言った)いうことになります。

次は後半部分です。

using a navigational term that can mean toward the mountains or inland in Hawaiian.

navigational(形容詞): 航行の、航海の
term(名詞):(ある特別な意味を持つ)用語、言葉
toward(前置詞): ~の方へ、~に向かって
inland(名詞): 内陸、内地
Hawaiian(名詞): ハワイ語、ハワイ人

using a navigational term / that can mean toward the mountains or inland in Hawaiian.

(ハワイ語の航行用語で「山側」や「内陸側」を意味する)

thatが直前の名詞a navigational termを修飾、that以下でa navigational termについて具体的に説明しています。

ここで少し気になったのは、using が「意味する」と訳されていることです。

“mauka”,using a navigational term that can mean toward the mountains or inland in Hawaiian.

ハワイ語の航行用語で「山側」や「内陸側」を意味する「マウカ」

usingが”mauka”を修飾するニュアンスを感じる訳となっていますが、動詞useには「意味する」という意味はないので、このあたりは意訳かな?と個人的には感じました。

※ use(動詞)は、「使う」「利用する」「生かす」などの意味を表します。

意訳っていうのは、「原文の言葉ひとつひとつにとらわれることなく、全体の意味をくみとって翻訳すること」を言うよ。

最後に、前半・後半部分をあわせて読んでみましょう。

Andaya had said (that)he feared (that) blaring the sirens during the blaze/ could have caused people to go “mauka”,using a navigational term/ that can mean toward the mountains or inland in Hawaiian.

(アンダヤ氏は、火災の最中にサイレンを鳴らすことで、ハワイ語の航行用語で「山側」や「内陸側」を意味する「マウカ」に行ってしまうことを恐れたという。)

読売新聞・えいご工房に掲載された、ハワイ・マウイ島で起きた山火事についての記事を一部読解してみました。

また時間を見つけて、英文記事を読みたいと思います。

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